笑いに関する数字 「300」と「15」 とは何でしょう?
笑いヨガを広めるため、しばらく笑いヨガに関するネタでブログ更新頑張っていこうかなーと思ってます。
今回は笑いに関する数字のお話です。
「300」と「15」
さて、この数字はいったい何を指してるでしょうか?
答えを書く前に、この話をしようと思った時には必ず思い出す記事があるので書いてみます。id:tvhumazuさんによる「イロモネア」審査員が笑わない理由』というエントリーです。2009年11月の記事ですね、ってもう3年前か!? 昔過ぎて、まずイロモネアの説明からしなきゃいけない気がするので、ちょっとwikipediaから拾ってきました。
『ウンナン極限ネタバトル! ザ・イロモネア 笑わせたら100万円』とはTBS系列で不定期に放送されているバラエティ番組である。
挑戦する芸人が観客席からランダムに選ばれた5人を、1分の持ち時間内に規定ジャンルに従ったネタで3人ないし5人笑わせるというチャレンジ(ステージと呼ばれる)を5回行う。すべて成功すれば100万円が授与されるというもの。挑戦芸人の人数、芸歴は問われないが若手芸人の参戦が圧倒的に多い。
土踏まずさんの記事は、この番組の一般審査員として番組に参加してきたよという内容です。
あの番組って、一般審査員の人が異常に恐い顔してムスっとしてるように見えて「アンタ、なんでこんな人がわざわざ見に来てるんだよ」とか思ってしまってたのは自分だけではないと思いますが、そのあたりの理由について書かれてます。
全体的に面白いので興味ある人は読んでもらった方が良いと思いますが、自分の印象に残っていた部分を引用していきます。
とりあえず、前提として
完全に意外だったことがひとつあります。
「笑わないでください」という指示をスタジオの中で一度も受けなかったことです。
ということらしいです。てっきり、なるべく笑わないように指示されてるもんだと思ってました。じゃあ、なんであんなに笑わないの?ってことに関して次のように書かれてます。
・自分の表情のことを気にしながらお笑いを見る
・「テレビカメラに撮られてるかも知れない」と思いながらお笑いを見る
・「自分が笑うor笑わないことで合否が決まるかも知れない」と思いながらお笑いを見る
うまく笑えるわけがありません。
ネタを見ながら芽生えてくるのは「たかがこんなことで笑ってしまうハードルの低い自分を認めたくない」という変な意地でした。いったんは口を閉じてるわけですから「口を開けるためには一箇所でも明確な笑い所がないといけない」と頑なになる。
たとえちょっとくらい心の中で面白いと思っても、その感情を「口を開けて笑う」という表情筋の弛緩にダイレクトにつなげてしまうのは安直すぎるのではないか? そんな事まで気にしてしまい、うまいこといかないのです。
当時コレを読んで、なるほどなーと妙に印象に残って不思議と今でも覚えてるもんです。
なんで今になってこんな3年前の記事について書いてるかっていうと、「人が笑うためには理由が必要」って話をするのに、分かりやすいエピソードだなと思って。
「面白い」と思った瞬間に笑うのではなくて、「面白い」と思ったときに『笑っていいよ』というサインとなる「きっかけ」がないと、なかなか人って声に出して笑えないんですよね。笑うタイミングって、ボケじゃなくてツッコミの部分ですよね。笑いにくい状況だと、人は笑えないっていう当たり前の話です。
ただ、この話には例外があります。
子供です。
子供は、笑うのに大した「きっかけ」を必要としません。子供がいる方や、子供と接する時間が多い人は分かると思いますが、子供はとにかく笑う笑う。なんでこんなことで、って事に全力で笑います。あのエネルギッシュで全力で生きてる感覚には本当に圧倒されますね。
ここで最初に書いた問題の答えです。
「300」は1日で子供が笑う回数
「15」は1日で大人が笑う回数
こういう数字に出るとびっくりしません?
この話を聞いた時に、まず「子供と大人の定義をハッキリしろ」とか考えてしまった「大人脳」の自分ですが(笑)、感覚的には「なるほどな」とある程度しっくりきた数字でもあります。
笑うことに対する、心と身体への効果はハンパないです。大人が笑うために必要な「きっかけ」をぶっ壊せるのがラフターヨガです。子供心にかえって笑うことで、「何はなくとも大丈夫」な感覚を取り戻しましょう。